ケートロのゲーム情報局

プレイしたゲームについての雑記やゲームニュースについての考えを記すブログです!パズドラのこともたまに・・・

https://twitter.com/keitorogames

レビュー風感想 ベヨネッタ3

 私はベヨネッタシリーズ初プレイだ。一応最低限のストーリーやキャラは調べたが、にわかともいえないような身だ。だからストーリーのガチレビューをする資格はないだろう。しかしあえていわせてもらう。

 わけわからん。と。

 まずストーリーそのものは今作で独立しているので問題ない。しかしキャラ同士の関係性や設定(ロダンって何?とかベヨとジャンヌの関係とか)は用語集的なものをゲーム内で確認しないとわからないので、ストーリーにのめり込みたいのなら過去作は予習しておくべきだろう(ファンサービスも終盤あるし)

 問題は過去作とか多分関係ないような単語や設定が特段説明なくガンガン出てくる所。シンギュラリティとかよくわからん!となったのは間違いない。そもそも平行世界の要素が思いっきり出てくるのでわりかし複雑だし説明不足も感じる。クリアまで世界のことがわからなかった。

 また黒幕の考えも全然わからない。何故こんなことをしているのか、そもそも誰なんだ状態のままラストバトルになった。このあたりの説明もほしかったかな。

 そしてなによりあのラスト。あれでよかったのか?ファンは納得しているのか?初心者の自分はわからないが賛否は間違いなくあると思う。

 ここまで散々いってきたが中盤ぐらいのストーリーはやることもそれなりにはわかりやすいしムービー含め心が高揚したのは事実である。つねにクライマックスのような展開の数々はプレイヤーを飽きさせない。

 なにより音楽の使い方が神がかっている。そもそもの質がよくボーカル入りとかテンション上がりまくりなのにタイミングも完璧なのはお見事すぎる。これだけで最高だし、理想的だった。

 そして肝心のアクションは220点あげてもいいレベルで面白かった。ギリギリで的の攻撃をかわしてウィッチタイム状態に」し、時が止まっている間にコンボをたたき込む流れは発狂する。使える武器も多彩でどんどん増えるので全くあきないし、今作は魔獣も操作できるのでド派手なバトルも楽しめるのがいい。

 リザルトでコンボ数やクリア時間、被ダメージ量によって評価が出るのだがこれもいい。「いかにダメージを受けずに素早く、かつコンボをガンガン繋げてクリアするのか」をつねに考えるのはアクションの求道者になった気分になれる。ただ敵を倒すのではなくどうやって上手く倒すかが重要で、アクションの自由度が高い。これがデビルメイクライ5のようなプラチナゲームズらしさだと思う。

 また魔獣を操作して戦うこともあるが、ゲームシステム自体が大きく変わるのがすごい。ゴモラを使って昔のウルトラマンのゲームみたいなタイマンバトルしたり、シューティングしたり(スターフォックスみたいな形から横スク、縦スクになる)音ゲー4したり(ムズい)プラットホームアクションしたり・・・と本当にバラエティ豊か。これをひとつのゲームで味わえるの贅沢すぎん?剣術アクションのヴィオラやステルスアクションでDSのルパンのゲームみたいな空気感もあるジャンヌのパートもある。

 こんな感じでアクションは最高で、やりこみも豊富な探索要素や高難易度の隠しバトルなどかなりのボリュームになっている。やろうと思えばいくらでも遊べるかな。

 と、ストーリーは大分気になったがアクションは完璧で面白い。アクションを味わうためだけに買う価値があると思う。でも唐突に魔獣の操作がはじまって何するのかわからんままダメージ受けたりするので、多少ゲームになれてるほうがいいと思う。